エネルギー用語(随時追加)

あ行

・アグリゲーター(集める人、事業者)エネルギー利用情報管理運営者
上記「ネガワット」を集め(節電した電力量を発電した電力量とみなし、その電力量を集める)売り買いする事業者のこと。 いつ「ネガワット」が発生するかはわからないので、先に個々の需要家と契約をしたうえで、電力の逼迫(電気が足りない)したときに、契約している需要家の「ネガワット」を集めて、一種の仮想発電所を形成し、電力の需給調整市場などに電力を売ります。そして「ネガワット」の売却益を需要家に報酬として還元し、売却益の一部をアグリゲータは得ます

・圧縮機の圧縮効率
圧縮機入力に対する熱源機の暖冷房出力の比である実働圧縮効率をヒートポンプサイクルの理論効率で割った値。
熱源機の暖冷房出力は熱源機内の放熱損失と取得を含む。

・往き温水温度
温水暖房において熱源機から送水される水、又は不凍液の熱源機出口における温度のこと。

・板ガラス
日本工業規格に定めるガラスのこと。
日本工業規格R3202フロート板ガラス及び磨き板ガラス。日本工業規格R3203型板ガラス。日本工業規格R3204
網入り板ガラス及び線入板ガガラス。日本工業規格R3206強化ガラス。日本工業規格R3222倍強度ガラス。
日本工業規格R3208熱線吸収板ガラス。日本工業規格R3221熱線反射ガラス。日本工業規格R3205に定める
合わせガラス。
上記に定める板ガラスに表面加工による光学的な拡散性を持たせた刷りガラスやフロスト加工、タペストリー加工を含む。
合わせガラスは、複層ガラス、三層ガラス、Low-E複層ガラス、Low-E三層ガラスの定義における板ガラスの枚数の
取扱として、日本工業規格の定めに関わらずガラス枚数を1枚として取扱う。

・一次エネルギー
石油、石炭、天然ガスは化石燃料といわれ、いつかは枯渇する有限のエネルギーです。原子力は東日本大震災での東京電力福島第一原子力発電所の事故で、様々な意見や考え方が議論されています。「原発をなくすべきか」「続けるべきか」「最小限で使用するか」などなど。

・一般部位
外皮を構成する部位のうち外壁(界壁を含む)天井、屋根、床(上階側階床、下階側階床を含む)のこと。

・一般部分
共同住宅における近接する住戸及び、共用部に接する部位において軸組部分以外の部分のこと。

・インフラ
道路、通信、公共施設など「産業や生活の基盤となる施設」のこと。

・内断熱工法
鉄筋コンクリート造の外壁、屋根等の外周部位の主要構造体の室内側に断熱材を施工する工法のこと。

・運転方法
暖冷房設備を連続的に運転するか運転したり停止したりするかの方法のこと。

・運動エネルギー
動いている物体の力によって、物を動かしたり変化させるエネルギーのこと。

・エネファーム
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムといい、ガスなどから燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と 反応させ電気を創ることができるシステム。

・エネルギー
物を変化させたり動かしたりする能力のこと。

・エネルギーセキュリティ(エネルギー安全保障)
供給量に影響する偶発的な突発的なリスクに対し、安定的な燃料調達が出来ているかの実現度合い。どの程度安定的に燃料が
供給できる環境が整っているかの度合。

・エネルギーミックス
複数の発電方式をバランスよく組み合わせることで、安定して電気を作ること。

・エネルギー利用効率化設備
発電により住戸の消費電力を削減できる設備のことで太陽光発電設備、コージェネレーション設備が該当する。

・オーバーハング型の日除け
窓の直情に設定される庇上に窓面よりも貼りだしている日除けのこと。ひさしの他に軒、バルコニー、共用廊下等がある。

・温室効果ガス
太陽からのエネルギーは空気の層を抜けて地表面を暖めます。この空気の層に含まれるものが温室効果ガスです。温室効果ガスは「二酸化炭素」「一酸化炭素」「メタン」「フロンガス」などがあります。地表面から宇宙へ向かう赤外線を遮ったり、吸収することで地球が冷えるのを防いでくれます。もし、大気中に温室効果ガスが存在しないと地球の表面温度はマイナス19℃前後になってしまいます。

・温水供給運転率
温水暖房において運転時に循環配管内の水、又は不凍液の循環を発停する場合に、ある運転期間に占める循環配管内の水
又は不凍液が循環している時間の比のこと。

・温水暖房
熱源機と各暖冷房区画に設置された放熱器とを循環配管で1対1又は1対多で接続し、熱源機において燃焼熱を水又は不凍液
と熱交換し、水、不凍液を熱媒として循環配管により搬送し、放熱器で放熱し暖冷房区画を何防する方式のこと。

・温水暖房の温水供給運転率
温水暖房の熱源機における温水供給運転率のこと。

・温水暖房の熱負荷
放熱器の放熱量及び熱損失並びに配管等の熱損失を色々と考えて定める温水暖房用熱源機が処理する必要がある温水の
熱負荷のこと。

・温水暖房の排熱利用量
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生した排熱のうち、熱損失を除いた温水暖房熱負荷の削減に対して
実際に貢献した熱量のこと。

・温水暖房廃熱利用率
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生した排熱の中で温水暖房に利用された熱量に対する温水暖房の排熱利用量
の比のことで、熱損失が減少するほど排熱利用率は高くなる。

・温水暖房への排熱利用
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生する排熱を温水暖房に利用することで排熱量が多い一部の機種(GEC,
PEFC)で行われている。

・温水暖房優先
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生する排熱を、給湯よりも温水暖房に優先して利用すること。

・温水暖房用熱源機
温水暖房において、温水を供給するために設置された熱源機のこと。

・温水熱需要
温水暖房において熱源機が処理する必要のある温水の熱の需要のこと。

・温水床暖房
熱源機より供給された温水を循環させる温水パイプを床内に組み込み、床から放熱させる方式のこと。乾式工法と湿式工法に
分類される。

・温水床暖房の乾式工法
あらかじめ温水パイプを組み込んだ温水床パネルを製造し、床に敷設する工法のこと。

・温水床暖房の湿式工法
温水パイプ等設置した後に、モルタル等を流し込み放熱面を床と一体とした工法のこと。

・温度交換効率
熱交換方換気設備において、給気乾球温度と外気乾球温度の差が還気乾球温度と外気乾球温度の差にどれだけ近いかを
表す指標のこと。JIS B 8628全熱交換機に規定された計測方法を基準として計測された温度を用いて計算する。

・温度差係数
部位の接する隣接空間等との想定される温度差を色々と考えて、当該部位の熱損失量を補正する係数のこと。

か行

・外気、外気量
室外から換気設備に導入される空気及びその量のこと。

・外気温度能力補正係数
冷暖房設備機器の能力を外気温度等に依存して最大能力が減少することを考慮して補正する係数のこと。

・開口高さ寸法
窓の下端から上端までの垂直寸法のこと。

・開口部
付属部材及び風除室を含む窓、及びドアの総称のこと。

・外皮
熱的教会を構成する部位で、一般部位、開口部、基礎等及び土間床の総称のこと。

・外皮等の表面温度による放射温度を考慮した負荷補正係数
暖房時、室内側の表面温度が高いと、低い場合と比較して同等の温熱環境を保ったまま室温を下げることが出来、それに
応じて暖房負荷が少なくなることを勘案する為の係数のこと。暖房方式、運転方式で値は異なります。

・外皮平均熱貫流率
内外の温度差が1度の場合における部位の熱損失量の合計を、部位の免責の合計で割った値のこと。界壁及び界床における
熱損失量を含みます。

・界壁
共同住宅等における隣接する住戸及び共用部に接する壁のこと。戸堺壁ともいいます。

・開放可能部の面積
開口部の開放可能な部分の面積のこと。窓サッシ等については呼称の内法基準寸法から求めた面積が基本となります。
ただし引き違い窓、上下窓等の開口部や引き戸、ふすま等の室内開口については開放時にガラス障子等で重なりが生じ、
通風に寄与しない部分の面積は除外される。

・開放可能部の面積比
通風経路が通過する居室(非居室は含まない)の床面積(床面積の合計)に対する開口部の開放可能な部分の面積比のこと。

・界床
共同住宅等における隣接する住戸及び共用部に接する床のこと。戸堺床ともいいます。

・化学エネルギー
化学反応によって、物を動かしたり変化させるエネルギーのこと。

・拡散配光器具
居室等、比較的免責の大きい範囲を照明するための配光を有するシーリングライト等の照明器具のこと。

・ガス温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする温水暖房機のこと。給湯機能を持ちません。

・ガス給湯温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする給湯温水暖房機のこと。給湯機能と温水暖房機能を持ちます。

・ガス給湯器
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする給湯器のこと。

・ガス従来型温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする温水暖房機のこと。給湯機能を持たない。ガスの燃焼熱により
温水又は不凍液を温める機器であり、潜熱回収を行わない機器をいいます。

・ガス従来型給湯温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする給湯温水暖房機のこと。給湯機能と温水暖房機能をもつ。

・ガス潜熱回収型温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする温水暖房機のことで給湯機能を持たない。ガスの燃焼熱により
温水又は不凍液を温める機器であり、従来型の一次熱交換器に加え、二次熱交換器の中で排気中の水蒸気を水にすることにより
排気中の潜熱を回収して、熱効率を向上させた熱源機のこと。

・ガス潜熱回収型給湯温水暖房機
液化石油ガス、又は都市ガスを主たるエネルギー源とする給湯温水暖房機のこと。給湯機能と温水暖房機能をもつ。

・化石燃料
石油、石炭、天然ガスのこと。いつかは枯渇する「有限のエネルギー」です。

・仮想居住人数
一次エネルギー消費量を計算するために想定する、当該住戸の床面積の合計より一意に定まる居住者の人数をいい、実際に
居住する人数ではない。

・架台設置型
太陽電池モジュールを屋根と空隙を設けて間接に設置した太陽電池アレイで屋根置き型以外のものをいう。

・家電
一般消費者の生活のように供され電気を機能上重要な作動の為に使用する機械器具及び、これらの電源として使用される
電池類で、商用交流電源を使用する物の他、電池を使用する物を含む。ただし、住宅設備としてあらかじめ工事により
住宅に設置されることを目的として設計、製造されたものは除く。

・壁付け式換気設備
1台の換気設備に合計1m未満のダクトしか使用していないもので、外壁に設置するパイプ用ファン等がこれにあたる。

・壁用アレイ
壁に太陽電池モジュールを設置した太陽電池アレイのこと。構造又は用途によって壁設置型、壁材一体型、壁材型に分かれる。

・框ドア
出入りを前提として周囲に枠を作りその枠を仕口によって組み立てたもの。

・還気、還気量
室内から機械換気設備に導入される空気及びその量のこと。

・換気回数
換気量を換気対象の空間の気積で割った値であり、その空間の空気が1時間に何回入れ替わるかを示す値(回/時)

・換気量の余裕率
換気設備の風量は必要有効換気量に一定の余裕を見て設計されることが通常で、その余裕の程度のこと。

・間歇運転(かんけつうんてん)
居住者が在室しているときのみ、居室を暖冷房運転すること。

・間歇運転能力補正係数
間歇運転を行う場合、立ち上がり時の運転を考慮して暖冷房設備に必要な能力を補正する係数のこと。

・機械換気設備
電動機で駆動する送風機を用いて建物内と屋外の間で空気の入れ替え(換気)を行う設備のこと。全般換気設備と局所換気設備
で構成される。

・機外静圧
換気設備を構成する部材の両端に作用する静圧差(Pa)のこと。

・期間平均太陽熱外気温度
太陽熱外気温度を当該日を含む前後15日間で平均した温度であり、寒冷時に凍結防止のため水抜きが必要となる。
太陽熱温水器の使用が可能かどうかを判定するために使用される。

・基準給湯温度
給湯器出口の温度のこと。

・基準給湯量
各水栓及び浴槽において、節湯措置を行う前の給湯量のこと。

・基準集熱量
太陽熱集熱部において集熱された太陽熱利用給湯設備に利用可能な熱量のこと。

・基準状態の日射強度
JIS C8960の太陽光発電用語に規定されている基準状態(標準試験状態)の日射強度のことで、JIS C8960で規定される
1.0KW/㎡の値を用いる。

・基礎
外皮のうち、土に接する基礎の部位のこと。地盤面から400mmを超える部分は外壁とみなされる。

・基礎等の立ち上がり部分
基礎等の部分で鉛直方向に立ち上がっている部分のこと。

・基礎等の底盤部分
基礎等の底の部分のこと。

・基礎等の深さ
地盤面から基礎等の底盤部分までの深さのこと。

・給気、給気量
機械換気設備から室内に供給される空気、及びその空気量のこと。

・給湯温水暖房機
給湯器と温水暖房用熱源機の両方の機能を持つ機器のこと。

・給湯器
給湯設備の中において、水を加熱して湯を供給する機器のうち、ガス、石油、電気を主なエネルギー源とするもののこと。

・給湯器効率
ガス給湯器、石油給湯器における給湯使用時の効率のことで、用途(流量)によって効率は異なる。

・給湯設備
浴槽、浴室シャワー、台所、洗面所等の水栓及び風呂に湯を供給し、又は風呂を追炊きする為の設備のこと。
主に給湯器、太陽熱利用給湯設備、水栓及び配管出構成される。

・給湯単機能
水栓への給湯機能のみを持つ給湯器のこと。

・給湯の排熱利用量
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生した排熱のうち、熱損失を除いた給湯熱負荷の削減に実際に寄与した
熱量をさす。

・給湯排熱利用率
コージェネレーション設備の発電ユニットから発生した排熱の中で給湯に利用された熱量に対する、給湯の排熱利用量の比の
こと。熱損失が減少するほど、排熱利用率は高くなる。

・給湯優先
コージェネレーション設備の発電ユニットからの排熱を温水暖房よりも給湯に優先して利用すること。

・筐体放熱損失(きょうたいほうねつそんしつ)
温水暖房のガス熱源機及び石油熱源機における概念で、運転中に温水の供給する時間(温水供給運転率)にかかわらず
熱源機の筐体部分から一定の割合で損失する熱のこと。

・局所換気設備
汚染物質が発生する場所において局所的に換気を行う設備のこと。燃焼ガス、水蒸気、臭気が発生する台所、浴室、便所等が
対象となります。ただし、全般換気設備を兼ねる場合は全般換気設備及び局所関k設備として、当該住戸のエネルギー消費量を
計算しなければいけない。

・居室のみを暖房する方式
暖房期間中、居室を暖房する方式のこと。廊下や非居室は暖房しない。

・居室のみを冷房する方式
冷房期間中、居室を冷房する方式のこと。廊下や非居室は冷房しない。

・居住人数
住戸に居住する人数のこと。

・金属製建具
アルミニウム合金等の金属で構成された構造のもので、枠等の一部にプラスチック等を使用した構造のものを含む。

・金属製遮熱構造建具
金属製の建具で、その枠及び框等の中間部を樹脂等の断熱性を有する材料で接続した構造のもの。

・グリッドパリティ
現在太陽光発電設備で創られた電気で、余った電気(余剰電力)を電力会社に買い取ってもらう売電の料金と、電力会社から不足した電気を買い取る買電の料金が同等になること。

・結晶系以外の太陽電池
単結晶シリコン、多結晶シリコン以外の材料を用いた太陽電池の総称のこと。

・結晶系太陽電池
半導体材料として単結晶シリコン、多結晶シリコンを用いた太陽電池のこと。

・顕熱交換型換気設備(けんねつこうかんがたかんきせつび)
還気と給気の間で熱交換を行って、還気に含まれる顕熱の一部を回収することによって換気熱負荷を抑制することを目的とした
換気設備のこと。

・剛床工法
根太を設けず熱い床下地合板を大引又は床梁に留めつけて床組みとする工法のこと。根太レス工法ともいう

・広照配光器具
廊下等、比較的面積の小さい範囲を照明する為の配光を有する照明器具のこと。光の広がりの大きいダウンライトなど。

・高断熱フラッシュ構造の戸
金属製表裏面材の中間に断熱材を密実(みつじつ)に充填し、辺縁部を熱遮断構造とした戸のうち、戸の厚さ60mm以上の
もの。

・高断熱浴槽
本体や蓋の熱損失量を低減させるために、湯温の低下を抑制し追焚負荷を削減した浴槽のこと。

・コージェネレーション設備
ガスエンジン、燃料電池により発電した電気を住戸内に供給する設備のことで同時に発電時の排熱は給湯等に利用される。
温水暖房を設置している場合は発電時の排熱が暖房に利用されることもある。

・固定価格買取制度
再生可能エネルギーで発電した電力を、電力会社が決められた期間、一定の価格で買い取ることを国が約束する制度のこと。
電力会社が買い取る費用は、電気を使用する全ての人から、「賦課金」という形で集められています。


さ行

・再エネ発電賦課金
固定価格買取制度で売電された電気を電力会社が一定期間買取します。その買取る費用は、電気を利用するすべての人から
集めています。そのお金のこと。

・再生可能エネルギー
自然環境の恵みにより、何度でも繰り返し利用可能なエネルギーのこと。

・最大出力
冷暖房設備の運転時、外気温湿度等の条件に応じて処理できる最大の能力のこと。

・最大暖房出力
暖房設備機器等が運転時、外気温湿度等の条件に応じて処理できる最大の能力のこと。

・最大暖房出力比
定格暖房能力に対する最大暖房出力の比のこと。

・最大暖房能力
暖房設備機器等が最大で処理できる暖房能力のことで、定格条件において計測された値です。

・最大暖房能力比
定格暖房能力に対する最大暖房能力の比のこと。

・最大冷房顕熱出力
冷房設備機器が運転時、外気温湿度等の条件に応じて処理できる最大の顕熱能力のこと。

・最大冷房出力
冷房設備機器が運転時、外気温湿度等の条件に応じて処理できる最大の能力のこと。

・最大冷房出力比
定格冷房能力に対する最大冷房出力の比のこと。

・最大冷房潜熱出力
冷房設備機器が運転時、外気温湿度等の条件に応じて処理できる最大の潜熱能力のこと。

・最大冷房潜熱負荷
ルームエアコンにおける室内機の熱交換器において、ある処理冷房顕熱負荷が与えられた場合に、最大で処理できる冷房潜熱負荷
のこと。熱交換器表面の温度分布や室内機吹き出し風量などの制御、熱交換器の表面積等の熱交換器の仕様に依存します。

・最大冷房能力
冷房設備機器が最大で処理できる冷房能力のこと。定格条件において計測された値です。

・最大冷房能力比
定格冷房能力に対する最大冷房能力の比のこと。

・参照機械換気量
当該住戸の床面積のごうけい、参照天井高さ、換気回数および全般換気設備の換気量の余裕率の積を、有効換気量率(第二種換気
設備、第三換気設備の場合は1とする)で除した値のこと。

・参照天井高さ
床面積の合計から当該住戸の気積を簡便に求めるために定めた天井高の想定値のことで、2.4mになります。

・参照風速
通風を確保する措置の有無の判定を行う際に設定される建物周囲の風速のこと

・三層ガラス(トリプルガラス)
3枚の板ガラス(仕切り部材を含む)により構成されるガラスのこと。当該ガラスの間に2つの中空層を有するもののこと。

・受給調整市場
日本卸電力取引所=JEPX(Japan Electric Power Exchange)のこと。翌日受け渡す電力を30分単位で取引する
スポット市場や、1か月から1年先の電力を1か月並び1週間単位で取引する先渡し市場などがあります。電力の
取引市場のこと。

・受給調整契約
電力の大口消費者に、電力需給が逼迫したときの消費を抑えるように求める契約。契約者は消費を抑えるように
求められたとき、創業の一時停止などをする見返りとして、平常時の電気料金の割引などを受けられます。

・取得日射量補正係数
地域、ガラス種別並びに、冷暖房期の別ごとに庇等のオーバーハング型の日除けの効果をガラスの入射角特性、地表面反射を
考慮して定めた係数のこと。

・集中電源
今までの電力は、消費量の多い大都会の消費者の電力を、遠く離れた所で発電し供給していました。その電力を送る間に多くの送電損失があり、また停電などの不具合の際、多くの地域に影響がありました。

・小水力発電
農業用水路や小さな河川を利用し、出力1000KW以下の電力を発電する設備。

・スマートグリッド
電力の供給量に応じて、需要を調整することが出来る送電網のこと。スマートメーターなどの通信を利用して使用する 需要量を調整することが出来る機能を持つ双方向のシステムのこと

・スマートメーター
電力の消費量をデジタルで計量する機能で、通信機能、電力の遠隔制御が搭載されている電力量計のこと。

・全量買取
太陽光発電設備で10kw以上発電し、その電力を電力会社に買い取ってもらうこと。買い取り価格はH27年7月1日より1kw当たり27円+税で期間は20年間です。

・創蓄連携
Panasonic社が提供しているシステムで、太陽光発電で創った電気と創れらた電気を蓄えることが出来る蓄電池、使用する
各電気設備の電気量に対して、不足した電気を補うための買い取る電気、余った電気を電力会社に売る電気を目的別に
最適な状態に制御管理するシステムです。


た行

・太陽光発電
太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換し、発生した直流電源を交流電源に変換して電気を作り出す設備です。

・太陽熱利用
太陽の熱エネルギーを給湯などに使う設備です。

・地熱発電
地下に蓄えられた地熱エネルギーを蒸気や熱水などの形で取り出し、タービンを回して発電する設備です。

・ディマンドリスポンス
電力を使用する側の電力量に、電力を作る側が対応するのではなく、電力を使用する側が電力量を抑えて対応する仕組み。

・電気エネルギー
電気によって、物を動かしたり、変化させるエネルギーのこと。

・電力
火力発電、水力発電、原子力発電が主流でしたが、東日本大震災以降、原子力発電は減少、停止しました。原子力発電での発電不足分を火力発電で補うようになりました。

・都市ガス
1990年代の後半から工業用を中心に都市ガスの販売数量が増加しています。都市ガスの増加は天然ガスの輸入増加につながることになります。

・トップランナー制度
トップランナー基準とは、製造事業者に省エネ型の商品を製造するよう基準値を設けて、クリアするように課した
「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」の中の機械器具に係る措置のこと。
・乗用自動車・貨物自動車・エアコン・テレビ・ビデオ・蛍光灯器具・複写機・電子計算機・磁気ディスク装置・冷蔵庫
・冷凍庫・ストーブ・ガス調理機器・ガス温水機器・石油温水機器・電気便座・自動販売機・変圧器・ジャー炊飯器
・電子レンジ・DVDレコーダー・ルーティング機器・スイッチング機器・複合機・プリンター・ヒートポンプ給湯機
・三相誘導電動機・電球型LEDランプ・断熱材・サッシ・複層ガラス。

な行

・2次エネルギー
1次エネルギーを加工、変化させて取り出すエネルギーで「電力」や「都市ガス」のこと。

・日射遮蔽型
JIS R3106に定めるガラス中央部の日射取得率が0.49以下のものをいう。

・日射取得型
JIS R3106に定めるガラス中央部の日射取得率が0.50以上のものをいう。

・日射熱取得率
冷暖房期において、部位を透過する日射の放射束の総量と部位に吸収された室内側に伝達される熱流束の総量の和の、入射する
日射の放射束の総量に対する比のことをいう。日よけの効果やガラスの入射角特性を考慮した値のこと。

・方位係数
日射の影響は方位により異なるため、その影響を係数化したもののこと。冷暖房期に水平面に入射する単位面積当たりの日射量の
総量に対する部位に、入射する単位面積当たりの日射量の総量の比のこと。

・熱貫流率
内外の温度差が1度の場合の1平方メートルあたりに貫流する単位時間当たりの熱量のこと。

・熱エネルギー
熱の力によって、物を動かしたり変化させるエネルギーのこと。

・熱抵抗
材料内、及び空気層を熱が流れる場合の抵抗のこと。内外の温度差が1度の場合の1平方メートルあたりに還流する単位時間当たりの熱量の逆数のこと。

・熱伝導率
内外の温度差が1度の場合の1平方メートル当たりに材料内を熱伝導により移動する熱量をワットで表した数値のこと。

・ネガワット(「負」(ネガティブ)の「電力」(ワット)を意味する新しい言葉)
「発電と節電は等価である」という考え方から、需要家側で節電した電力量は、その同量の発電量とみなします。つまり、
 節電した電力量は発電した電力量なので、その電力量を売り買いします。「ビジネスになる」ということです。

・燃料電池
水素と酸素から電気を発生させる発電装置のこと。蓄えた電気を発生させる電池とは違います。

は行

・バイオマス発電
バイオマスとは動植物などの生物の総称です。生物に由来する燃料を燃焼させて発生するCO₂は他の植物の成長過程で光合成により吸収されるため、CO₂を増加させないことになります。

・発送電分離
「電気を作る」「電気を送る」「電気を届ける」 ことを現在は電力会社がすべて行っています。 この電力会社が行っている
すべてのことを分けて、それぞれで事業が行えること。 電力の小売りの全面自由化に伴い 新たな発電事業者 が色々なサービスを提供し、電気を安く購入するメリットが考えられます。 しかし、作った電気は必ず売れるという保証はないので、次から
次へと新たな発電施設を建設 するわけにはいかなくなります。 そういう理由から、電気を多く使う時期や時間帯に電力が
足りないという問題も考えられます。 また発電施設と送配電施設の連携や災害時の復旧の遅れなどの問題もあるようです。

・非化石エネルギー
「原子力」「再生可能エネルギー」があります。どちらも発電の際にCO₂を排出しません。

・光エネルギー
光によって、物を動かしたり変化させるエネルギーのこと。

・風力発電
風力により電気を作り出す設備です。

・分散型電源
エネルギーの源を電力を使用する消費者の近くに設置し、送電損失も少なくすること。

ま行

 

や行

・余剰買取
太陽光発電設備で、10kw未満の電力を発電してその電力を家の電気として使用します。使用しても電力が余ってしまうとき、その余った電力を買い取ってもらうこと。たとえば4kw発電したときに1kwの電気しか使わなかった場合は、余った3kwの電力を電力会社に買い取ってもらえます。H28年度の買い取り価格は31円で期間は10年間です。

ら行

・冷房期の平均日射熱取得率
冷房を使用する期間で外皮に平均でどれくらいの日射熱を取得するかの値のこと。

・BEMS(Building Energy Management System)
ビル内の機器や設備の使用するエネルギー情報を得て、管理し制御をするシステムのこと。

・EMS(エネルギー管理システム)
電力使用量の可視化(見える化)、節電(CO₂の削減)のための機器制御。

・EV・電気自動車
Electric Vehicleの略で、日本語では電気自動車といいます。電気を充電して電動メーターで動く自動車です。

・FEMS(Factory Energy Management System)
工場内で使用する機器や設備のエネルギーを管理、制御するシステムのこと。

・HEMS(Home Energy Management System)
HAN(Home Area Network)と連動して自分の家で使用するエネルギーの情報を得て、管理するための情報システム端末。

・MEMS(Mansion Energy Management System)
マンションの建物内で使用する機器や設備の制御や管理をするシステムのこと。

・Nearly ZEH(二アリー・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
ZEHを見据えた先進住宅として外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備に備え、再生可能エネルギーにより年間の一次エネルギー消費量をゼロに近づけた住宅。(75%以上100%未満)

・PHV・プラグインハイブリッド自動車
Plug-in-Hybrid Vehicleの略で日本語ではプラグインハイブリッド自動車といいます。充電した電気で走ることと、ガソリンエンジンで走ることができる自動車です。

・SEMS(Community Energy Management System)
地域内のエネルギーを管理するシステムで、地域内の発電所と地域内の使用する電力を管理するシステムのこと。

・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
「正味」「ゼロ」「エネルギー」「住宅」のキーワードより、再生可能エネルギーにより住宅の1年間使用する一次エネルギーを正味ゼロ又はマイナスにする。外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備える。

・ZEHビルダー
環境共創イニシアチブにZEHに関する事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者等が申請し、
登録を受けた業者のこと。