太陽光発電・蓄電池・HEMS(随時追加)


あ行

 

か行

・開放電圧(Voc)
正負極間が開放状態での太陽電池の端子間電圧のこと。

・逆潮流
太陽光発電で発電し、使用しても余ってしまう電気を電力会社に買ってもらうために、電力系統側に電気を送ること。
(売電する)

・逆流防止素子(ダイオード)
太陽電池モジュールに他の太陽電池回路からの電流が回り込むのを阻止するために設ける装置のこと。

・系統連携
電力会社から電気を買い、余った電気は電気を売る、このような運転方式のこと。

さ行

・再エネ賦課金(再生可能エネルギー賦課金)
電気の利用者が負担する賦課金。電力料金の一部として徴収されます。

・最大出力(Pmax)
最大出力動作電圧(Vpm)×最大出力動作電流(Ipm)で求められる。

・最大出力動作電圧(Vpm)
最大出力が得られるときの動作電圧のこと。

・最大出力動作電流(Ipm)
最大出力が得られるときの動作電流のこと。

・最大電力追従制御(MPPT)
太陽電池の能力を最大限に引き出す制御で季節や時間帯の日射の変化で、太陽電池からの出力は変化します。
その変化を精度よく追従し、効率よくパワーコンディショナへ取り込む制御のこと。

・産業用太陽光発電設備
構内に受変電設備をもち、高圧や特別高圧と連系するシステム。設置場所は、工場の屋根やビルの屋上、遊休地など、
モジュールを設置するにあたり、広い場所を確保し、多くの電力を発電することができるシステム。

・散乱光
大気や雲によって散乱されて到達する光のこと。

・システム容量
太陽電池モジュールが最も条件の良い時に発電することができる容量のこと。

・自動運転停止機能
太陽電池は昼に発電して夜は働きません。そのため常に運転しないので、自動で運転・停止をする機能のこと。

・自動電圧調整機能
逆潮流のときに、系統側に送る電圧が上昇しないように調整する機能のこと。

・集中型
太陽電池モジュールのストリング数を揃えて、それぞれの発電電力を揃えるタイプ。そろわない場合は昇圧ユニットを使用。

・住宅用太陽光発電設備
システム容量を10KW以上の設備もあるが、一般的には自宅の屋根に太陽電池モジュールを設置して、システム容量も
10KW以下にして、発電した電気を自宅で使用し、余った電気は電力会社に買い取ってもらう住宅用の設備のこと。
電力会社の低圧と連系します。

・出力制御
太陽光発電システムから電力系統側に出力される電力の量を制御すること。

・自立運転機能
ピークシフト電気の使用量の多い時間帯をずらしてピーク時の電気使用を抑えること。

・ストリング
太陽電池モジュールを直列に接続して、出力電圧をパワコンの入力電圧範囲に合わせるときに接続した一組の回路のこと。

・接続箱
集中型太陽電池モジュールからの入力を1つにまとめて電力変換を行うため、太陽電池モジュールの直列数(ストリング数)をそろえる必要があります。つまり16枚のモジュールのグループを同じ数にしないといけません。4枚+4枚+4枚+4枚の
グループ分けはOKです。5枚+4枚+4枚+3枚や6枚+5枚+3枚+2枚など、グループの枚数がバラバラにではNGと
なります。枚数の組み合わせが揃えられない場合は、昇圧回路付きの接続箱が必要です。

・設備認定
電力会社との系統連系をする前に、導入するシステムに関わる機器等の認定を受けること。認定を受けてから、実際に稼働する
までの期間も決められている。期間を超えてしまうと、認定自体取り消されてしまう。

・全天日射量
直達光と散乱光を足し合わせた光の量のこと。

・創蓄連携システム(Panasonic)
太陽光発電設備と蓄電池ユニット、パワーステーションを組み合わせたもの。

・ソーラーシュミレーターによる標準測定
「AM1.5」「放射照度1000W/m²」「モジュール表面温度25℃」という条件が太陽電池モジュールが一番発電する状態のこと。
「AM1.5」とは光の入射する角度で、「放射照度1000W/m²」は光の照度で、「太陽電池モジュールの表面温度25℃」は表面温度 が25℃ということ。

た行

・太陽電池アレイ
複数の太陽電池モジュールを架台に取り付けた状態の名称のこと。太陽電池モジュール+太陽電池架台=太陽電池アレイ。

・太陽電池架台
太陽電池モジュールを取り付けるための架台のこと。一般にメッキ鋼板やアルミ合金製が多い。

・太陽電池モジュール
太陽の光エネルギーを電気のエネルギーに変換することができるパネルのこと。「太陽電池」とあるように、乾電池と同じ
プラスとマイナスの直流電力を発生させるが、充電池のように電気を蓄えることはできない。用途や設置環境により、
それぞれの特徴を活かした太陽電池がある。

・「太陽電池モジュール」の変換効率
太陽電池モジュールの性能を決めるうえで、最も重要な指数です。
変換効率=出力電気エネルギー÷入射する光のエネルギー×100%で求められます。
たとえば・・・システム容量200Wでモジュール面積が縦800mm横1500mmの太陽電池モジュールがあるとします。
この太陽電池モジュールの面積を1m²あたりいくら発電するかを求めたいです。800mm=80cm=0.8mです。
1500mm=150cm=1.5mなので、0.8×1.5=1.2m²で1m²より大きいです。
1.2m²のとき200W発電するので、1m²のときは・・1.2:200=1:X=1.2X=200よってX=166.6・
このモジュールは1m²あたり166W発電することがわかりました。これが出力電気エネルギーです。
入射する光のエネルギーは統一されています。光の強度の基準は1cm²あたり100mWです。この基準を1m²あたり、
いくつになるか・・・1cm×1cm=1cm²より100cm×100cm=10000cm²です。
100cm=が1mなので、10000cm²=1m²になります。1cm²の10000倍が1m²なので、光の強度の基準に
合わせると、1cm²あたり100mWより1m²あたりでは100mWを10000倍します。
1000mW=1Wなので、1Wの1000倍になるので、1000Wが1m²あたりの光の強度の基準となります。
変換効率=出力電気エネルギー÷入射する光のエネルギー×100%より166÷1000×100%=16.6%となります。

・単独運転防止機能
電力系統が停電しているとき、太陽光発電で発電された電力が電力系統側に電力を供給してしまうことを防止する機能のこと。

・短絡電流(Isc)
正負極間が短絡した状態で流れる電流のこと。

・蓄電池ユニット
太陽光発電で創られた電気や電力会社から供給される電気を蓄えられる装置。蓄えられる電気容量には限りがあります。

・直達光
太陽から直接到達する光のこと。

な行


は行

・バイパスダイオード
太陽電池モジュール内の太陽電池セル数個単位で、太陽電池セルの電流と逆方向に並列に設けられるルートのこと。

・パワーコンディショナ
太陽電池モジュールで発電された直流電力は普段何気なく使っている電気とは異なります。普段何気なく使用している
電気の交流電力に変換する装置です。色々な制御機能や電力会社に電気を売るための保護装置が内蔵されています。

・パワーステーション(Panasonic)
太陽光発電用と蓄電池用の2つのパワーコンディショナを1つにまとめたもの。

・避雷素子(サージアブソーバー)
雷サージから各装置を保護するための装置のこと。

・放電深度
DODとも呼ばれ、蓄えた容量をそのまま放電すると電池の寿命短くなる。その放出の割合が低いほど、寿命が長くなる。

・ホットスポット
太陽電池モジュール内の太陽電池セルに障害が発生し、その部分が発熱する現象のこと。

 


ま行


・マルチストリング型
太陽電池モジュールからの入力毎に電力変換を行うため太陽電池モジュールの直列数(ストリング数)を揃える必要がない。

や行

・余剰電力
太陽光発電で発電された電気を昼間使い、その使っている電気より発電している電気の量が多いとき、電気が余っています。この余った電気のこと。この電気は固定価格買取制度の適用内のとき、電力会社が買い取ってくれます。

ら行

・連係保護機能
電気を買ったり、売ったりするする運転を系統連携といい、この系統を保護するための機能のこと。


・ECHONET Lite
家電などを自動的に制御するための通信規格のこと。

・I-V特性
太陽電池の出力特性のこと。