老後への不安
・自身の老後について
☆ある調査で30歳から50歳の男女に、「老後について」のアンケートをしたところ・・・
1・自身の老後に不安がある=約96% 不安はない=4%
※老後に不安があると考えている人が・・・
2・自身の老後について対策を考えている=53% 対策を考えていない=47%
(※私自身も40台半ばになりますが、不安はあるが何も考えていないという感じです。)
・親の老後について
3・親の老後について考えている、不安がある=53% 考えていないが不安はある=28%
★不安の理由は、遠距離であることや金銭的なことが多いようです。そしてその不安への対策や備え、準備を
行っている方は全体の約30%程度のようです。
★自身の老後、親の老後について、全体的に「不安や関心」があっても、まだ大丈夫と先延ばしにしてしまい
きちんと対策や備えを行っている人は少ないのが現状です。
「まだ元気だから…」は、いつ健康面の不調がくるかはわかりません。
「体が動かなくなってから考えよう…」は、体が動かなくなってから行動に移すことは極めて大変なことです。
※自身についても、親についても思考面、体力面が健康なうちに、老後対策意識を持つこと。
少しずつ「計画・片付け・準備」をすることが大切です。
☆計画
自分たちの老後であれば、配偶者や子どもと相談して、また親の老後についてであれば、親の希望・子どもたち
の思いなどの意見交換をし、この先どのようにしていくことが大事なのかを話し合い、家族が共通理解した計画
を立てておくことが良いでしょう。お互いの気持ちや思いを知って、納得しあっていれば目指すところは同じに
なります。そしていろいろな事態に一緒に対応していくことができます。
☆片付け
老後の生活を考え始める際に、身の回りの整理整頓をし、片付けることが望ましいです。人生の分だけ思い出と
ともに増えた品々。これを機に思い切って整理しましょう。子どもの成長写真や成績表、使わなくなった食器、
着古した衣服などは、しっかりと見極めて子どもに託したり、人に譲ったり、処分できるものは処分します。
「いつか何かに使える」と、とっておくものが「何かに使えた!」となればベストですが、そうならない場合は
増えるばかりです。1つか2つくらいに留め小さなスペースに入る分だけ残すようにし、思い切って処分します。
階段や廊下は人が移動するスペースです。廊下や階段の隅に置いてつまづいて転倒することのないように、
歩くスペースには物を置かず、また物を入れるスペースにはきちんと戸が閉められる分だけの物を入れるように
心がけます。それぞれの機能が果たされるように、少しずつ片付けるようにしましょう。
☆準備
老後の生き方を計画し、身の回りの片付けが終わったら、いよいよ望ましい生活に向けての準備になります。
準備にはいろいろな項目があって良いでしょう。健康な身体づくり、生活スタイル、社会活動、仕事や趣味など。
気持ちが切り替わり、身の回りがすっきりして身軽になると、あれこれと思いが広がり、きっとわくわくする
楽しい時間になると思います。
まとめ
「計画・片付け」を進めていく中でも問題はあると思います。
★計画段階の問題
・家族と計画する時間がない。
・具体的な計画が立てられない。
・家族との思いが合わない。など・・・
★片付け段階での問題
・子どものものなので処分してよいかわからない。
・使い道はないが、思い出の品なので、どうしても処分できない。
・処分したいが、大きかったり重かったりで処分できない。など・・・
計画・片付けをしないでも準備はできます。しかし、何事も順番です。まずは計画です。目標がなく進めていくと
何に向かっているのか?や、進んだ先が望んでいない状態になりかねません。
身の回りの小さなものから片付けていく。大きいものは処分するものを決めておく。
☆「計画・片付け」はお金が掛からず、少しずつ自分のペースでできます。その段階でいろいろなアドバイスや
相談、大きくて処分できないものへの対応などを弊社がお手伝い致します。「計画・片付け・準備」をお客様
と一緒に進めていければ、と思います。
些細な事でもお気軽にご相談ください。
☆次回はちょっとしたアイディアをご紹介しながら、住環境の準備をお伝えします。