今回のトイレの改修は数日に分けての工事となります。クロスの貼替え、床をあげる、床の張替え、
木枠の塗装、トイレを交換する、手洗いカウンターを新設するという内容です。
新設するトイレはPanasonic製品の「アラウーノV」「アラウーノ専用トワレS3」「アラウーノ専用手洗い
ユニット(コーナー・カウンタータイプ)」です。
既存の状態から説明いたします。。。
※既存のトイレ設置状況です。トイレはTOTO製品です。トイレの広さは750mm×1360mmです。
※なるべく段差を無くしたいので、床を12mmの下地ベニヤ+3.5mmのコルクの床材にします。
1日目の工事内容です。
※既存のトイレタンクの上蓋を外し、止水栓を閉めて給水管を外します。
※便器も外すので、内部の水を可能な限り取り除きます。
※便器を外した状況です。既存のフランジはかなり傷んでいますので、新品に交換します。
※床のCFとクロスをはがした状況です。
※アラウーノ専用カウンターを設置するために、既存のボードを外して補強のためのベニヤを貼ります。
※アラウーノ専用カウンターを新設するにあたり、既存の給水管の位置は設置不可の場所になります。
※既存の給水配管は鉄管で床下で接続してある為に短い配管に変換することが出来ません。しかしこの位置
では新設のトイレとカウンターが取り付けられないので、この状態で配管の位置を変えます。
※配管の突き出しを低い位置に移動するために、配管スペース用で壁を120mmふかします。
※カウンター下地補強用で9mmのベニヤ板を貼りました。
※壁を下パテ処理して、既存のトイレを復旧し1日目の作業は終了です。
2日目の作業内容です。
※壁の上パテ状況です。木枠を塗装するにあたり、ペンキが壁についてしまうとクロスのノリが付きにくく
なるので、マスキングテープで壁面を養生します。
※木部の塗装状況です。下塗り、上塗りの2回塗ってます。
※既存のトイレを復旧して2日目の作業は終了です。
3日目(最終日)の内容です。最終日の作業は実に豊富で、かなり時間のかかる内容となります。
※一番に既存のトイレを撤去します。既存のフランジも交換するために内面カッターという専用の工具で
パイプの内部から切断をします。
※排水管の切断完了です。
※この止水栓を交換して配管のルートを変えます。外すために水道の元栓を閉めます。このとき、建物の
全ての水が使用できなくなるので、ここからの作業はスピードも必要となります。
※鉄管からVP管に変更し、配管の先端を止水して水道の元栓をあけて水を使えるようにします。
※給水管、コンセントの開口をして配管スペースの壁をふさぎます。
※クロスを貼ります。壁、天井の仕上げ作業のあいだに、トイレの商品の梱包をばらし段取りします。
※床も12mmのベニヤで増し張りしてあります。
※再度元栓を閉め、新しい止水栓に交換します。この止水栓が付けば、もう元栓を閉めることはありません。
※床の仕上げ(コルク材)の施工完了です。コルクの素材はほんのり暖かみがあります。
ここから新設のトイレの設置になります。
※最初にカウンターを取付け、ペーパーホルダーを設置します。下は配管隠しの下地です。
※洗面器の下地補強です。これらを取付ける場所には木下地があるため、強度があります。
※洗面器の取付です。水平を確認し、固定します。
※給水配管、排水配管状況です。施工説明書に沿って行います。部材は寸法切されております。
※新規のフランジです。配管サイズに合わせる部材がありますので、全て糊付けをします。
※同梱の台紙に合わせて、部材を取り付けていきます。排水位置が変わるので、「配管リフォーム床排水用」
という材料で、排水の位置を変更します。
※便器を設置する用意が出来ました。便器設置と同時に洗面からの排水管を接続します。
※排水、給水の接続状況です。上部の給水の接続が間違えております。この接続の前に便座への給水接続が
あります。
※便座「専用トワレS3」の設置状況と給水配管接続状況です。
※配管隠しのカバーを取付けて完了となります。水漏れがないかは事前に確認します。
※完了です。狭いトイレですが、すっきり収まり、狭いという実感は感じませんでした。