HEMS事例

Panasonic社の提供する「創蓄連携」システムに関わるHEMSの紹介をいたします。


HEMSを導入することで、どういうことがわかるのか?を全て説明するには、その商品の取扱説明書を見る
事が一番大切なのですが、出来ることを全て行うには、それぞれの設備を導入しなければいけません。

例えば…HEMSではメーカーによって、ガスの使用量、水道の使用量、照明設備のコントロールまでわかることや出来ることがありますが、ガスの使用量や水道の使用量を知るためには、それぞれのメーターをHEMS
認識できるように交換しなければいけません。

はじめに、PanasonicのHEMSで出来ることと、そのために必要な設備の説明をいたします。このシステムで
欠かすことができないものがAiSEGという機器と※HEMSモニターという表示機器です。
※HEMSモニター以外・・・住まいるサポ(Panasonic社のインターホンモニター、ビエラ(Panasonic社のテレビ)パソコン、
             スマートフォン・タブレット

AiSEGはシステムを組むうえで中心的な存在になります。そして各機器からの情報は無線で認識しますが
表示させるには通信線(LANケーブル)が必要になります。

1・電気の使用量を見ることができます。(家全体の使用量から、各回路事の使用量まで)
 まず、電気の使用量を見るためには、電気がどのように使用されているかが重要になります。
 住宅の分電盤に、電力会社からの電気が入り、そして各機器へ分岐されています。
 この分電盤から情報をAiSEGに伝えるためには、AiSEGに情報を伝える計測ユニットが必要になります。
 分電盤を新規に交換するのであれば、スマートコスモ分電盤にするとAiSEG用無線アダプタが内蔵されて
 おります。

 ここで重要なのが、現在各機器へ接続されている回路が明確になっていることです。住宅の電気配線は
 引き渡し時に図面がないことがあります。そして、分電盤の各回路に名称が無いものや、何に使われて
 いるのかわからないことがよくあります。このシステムを導入しても肝心の電気の行き先がわからなければ
 情報を正しく表示し「見る」ことができません。
 この回路は1階の照明で使用している、冷蔵庫のコンセントに使用している、2階の洋室のエアコンに使用
 しているなど、細かい情報をしっかり把握することが大切です。

 そして、初めて家全体の電気の使用量や、各回路の電気の使用量を「見る」ことが出来ます。「見る」こと
 により、無駄な電気を消すことや、時間をずらして使用するなど「節電」することが出来ます。

2・水の使用量、ガスの使用量を見ることができます。
 パルス発信機付き水道メーター、パルス発信機付きガスメーターを使用すると「見る」ことが出来ます。
 パルス発信機付きに交換することと、通信するための通信アダプターが必要になり、この通信アダプターと
 各メーターとの通信線も必要になります。

 水料金の単価、ガス料金の単価を設定し、1か月の目標値も設定することが出来ます。1日の使用量、
 1か月の使用量、積算量や、目標値までのグラフも「見る」ことが出来るので、省エネの意識が高まります。

3・エアコン運転の状態確認
 AiSEG対応の機器であれば、設定温度を通常より低くする(冷房時)高くする(暖房時)にしても
 30分後に自動で温度を通常時に変更し、節電運転をしてくれます。また外出先や、自宅内の別の部屋から
 でもエアコンのオン・オフの操作ができます。

4・照明の状態確認
 アドバンスシリーズ用無線アダプタを別途で設置し、アドバンスシリーズのスイッチ(リンクモデル)での
 組合せで、調光機能のある照明器具でのシステムであれば、1日の使用電力量が目標値を超えた場合に
 家全体の照明の明るさを制限したり、各照明のシーン設定することにより、点灯・消灯・調光制御をする
 ことが出来ます。

5・太陽光の発電量
 深夜電力での契約(契約時には条件があります)で、深夜の安い電気を使用できる電気機器は、太陽光で
 発電した電気を使うより、その電気を売電に回す方がお得です。売電価格は通常で電気を買うより、高く
 買い取ってくれるので、今日の天気がとてもよく、発電をたくさんしているのであれば昼間に使わなくては
 いけない電気製品のみ太陽光の電気を使い、余る電気(余剰電力)を多くして売電します。
 これらの判断をするには、現在の太陽光発電の発電量と現在使用している電気の使用量を「見る」ことが
 必要になります。太陽光で発電された電気がどのように使用されているかを「見る」ことができます。

6・蓄電池ユニットの残容量
 蓄電池にどれだけの電気量が蓄えられているか?蓄電池は現在どのような状態にあるかを見ることが
 出来ます。残容量とは充電状態が満タンであれば100%と表示され、使えば蓄電池の容量は減っていき
 あとどれくらい残っているかを「見る」ことが出来ます。
 蓄電池の状態も、今電気を貯めているのか、使っているのかを電気量で「見る」ことが出来ます。

7・エネファームの発電量エコキュート、エネファームの出湯量
 AiSEG対応エネファーム「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」を使用すれば、ガスの使用量
 と発電量を「見る」ことが出来ます。AiSEG対応エネファームAiSEG対応エコキュートを使用すれば
 お湯・水の使用量を「見る」ことが出来ます。またスマートフォンで自宅内のどこにいてもお湯はり操作
 や沸き増し操作をすることが出来ます。

8・IHクッキングヒーターの状態確認
 IHクッキングヒーターは電気を多く使用する機器です。AiSEG対応IHクッキングヒーターを使用すれば
 家全体で使用している電気量をAiSEGが自動で判断して、IHクッキングヒーターで使用できる電気を
 見極めて、自動でセーブしてくれます。

9・電動窓シャッター・窓サッシ(オーニング窓)の状態確認
 AiSEG対応の電動窓シャッターを使用すれば、タイマーで設定した時間に自動で開閉してくれます。
 いくつかあるシャッターや窓サッシ(オーニング窓)を個別で制御することもできます。

10・天井埋込型空気清浄機の状態確認
 AiSEG対応の天井埋込空気清浄機と温湿度センサーを使用すれば、部屋ごとのハウスダスト、PM2.5、
 におい、温度、湿度を「見る」ことができます。

以上、簡単に説明いたしました。この中でも実際に稼働させたり、確認したりできていない商品がたくさん
あり、また詳細に「良さ」の説明が出来ていません。今後いろいろなシステムが組まれたときに紹介できれば
と思っています。 

それでは・・・ 

今回ご紹介するシステムは「創蓄連携」システムの「電気」に関する部分を紹介します。

創蓄連携とは・・・

・「創」つくる。電気を創るという観点から、太陽光発電設備を指します。
・「蓄」蓄える。電気を蓄えるという観点から、蓄電池設備を指します。
・「連系」どのようにこれら設備と連携をとるのか?そのシステムの重要な位置にあるのが「HEMS」です。

システムの特徴

創蓄連携」システムの特徴を全て伝えるには、このページ内では収まらないので一番お伝えしたい部分を
を説明します。
「創られた電気」「蓄えられた電気」「買わなければいけない電気」「売ることが出来る電気」を3つの
モードから選択された条件で、最も効率の良い制御をしてくれることだと思います。

選択出来る3つのモード

1・経済優先モード・・・電気料金の単価が安い時間に蓄電池へ充電して、単価が高い時間に放電します。
            (深夜電力契約、オール電化契約のときに選ぶモードです。)

2・環境優先モード・・・発電した電力を貯めて、家全体の電気の使用量が増えたときに放電し、買う電気を
            抑えます。

3・蓄電池優先モード・・停電時などに備えて、蓄電池の充電を優先します。

今回紹介するモードは「環境優先モード」です。

導入した創蓄連携システム

太陽光発電設備システム容量3.9KW。蓄電池容量は5.6KWh。スマートHEMSです。
主な電気機器はIHクッキングヒーター(三菱製)エアコン(Panasonic、ダイキンなど計4台)全自動洗濯機
(Panasonic)

今後導入予定の機器はエコキュート、床暖房(脱衣室のみ)浴室乾燥機(100V)です。

電気契約は従量電灯B 50A契約です。スマートコスモ分電盤内の回路は100V回路15回路
200V回路1回路(IHクッキングヒーター)そして、※停電時に切替えて自動運転する回路4回路です。
※停電時に切替える回路とは、電力会社からの電気が停電になった時、太陽光発電設備もしくは蓄電池設備の電気に自動で切替え
 停電しても困らない回路です。(冷蔵庫など)