29年1月報告

☆東京電力からの請求書は12月20日~1月19日までの31日間で、電気の使用量は先月より更に増えて846KWh
 でした。先月は794KWhでしたので、プラス52KWhです。毎月電気の使用量が増えているので、冬の時期に
 入り、ページを更新する度に驚かされます。
 昨年の1月の電気の使用量は33日間で426KWhでしたので、昨年と比べて約2倍に増えています。買電価格は
 ¥22,820です。
☆売電量は同じ12月20日~1月19日間の31日間で98KWhです。12月の発電量は85KWhでしたのでプラス
 13KWhですが、実は当月はちょっとした問題が発生しておりました。1月9日~1月20日の12日間、創蓄連携
 システムが稼働していなかったのです。1月15日頃、12月分のデータを取りに伺った時に発覚しました。
 トラブルの原因を調査するために、メーカーの方に来ていただき調べてもらいましたが、直接の原因はわかり
 までんでした。システムの停止は何らかの原因はあったと思いますが、創蓄連携の重要な位置にある蓄電池
 充電されなかったことです。現在この家庭での蓄電池は充電されている電気を残り20%になった時点で、
 蓄電池からの電気はもらわないように設定しております。通常であれば、翌日太陽光発電から、少しづつ
 充電されていくのですが、システムが停止しているため、蓄電池には充電されなかったのです。この状態が
 数日続いた為に、残っていた20%の電気も、蓄電池の特性上、放電されてしまったのです。
 蓄電池にとって、充電電気量が0になる状態は故障の原因になる可能性があるそうです。
 今回はメーカーの方のお力により、問題なく復旧することができました。
 正直、有償、若しくは交換の事態になってしまうことを想像したとき、とても苦しい気持ちになりました。
 創蓄連携システム蓄電池が一番高価な製品だからです。お客様に負担をかけさせる事態にならなかったこと
 だけが、救いの結果となりました。

★今回の出来事で学ばされた事はたくさんありました。「見える化」という便利な機能も、「見る意識」
 薄れてしまうことです。導入当初はほぼ毎日のように「見る」ことへの意識があったのです。それが1年も
 経たないうちに、「見る」ことを忘れてしまうのです。機械任せになってしまったことです。もし、定期的に
 データを取りにいかなかったとしたら、この事態にずっと気付かなかった可能性もあるのです。
 便利な世の中になり、人として続けていかなければいけないことを機械そのものに任せっぱなしにすることは
 非常に危険なことだと感じました。AI(人工知能)の進化がとても速いスピードで私たちの生活に浸透し始めて
 います。便利になったことによって、管理する人間が機械任せにしてしまうことは、後に取り返しのつかない
 事態になることもあるかもしれない…そう思わされる経験となりました。
 「1年間のデータをとる」という、自分の信念がなくなっていたら、お客様にとって何の役にも立たない
 システムとなってしまったのです。「続けること」の大切さを改めて実感する出来事でした。

☆1月の売電価格は約¥3,200でしたが、12日間もシステムが稼働していなかったのに、先月よりは多かったこと
 はとても貴重なデータです。1月は雨も少なく、だんだんと日照時間も伸びてきています。
 冬というシーズンで区切るのでなく、「月単位」で考えることのできるデータとなりました。

それでは写真とともに報告いたします

 

※1月の買電量のグラフと数値一覧です。丁度システムが停止していた時期の買電量の多さが目立ちます。

 

※1月の発電量のグラフと数値一覧です。システム停止は当然0ですが、平均的に先月と比べて20KWhに
 近い数値を得ていることと、天気が良い日が続いていたことがわかります。

 

※1月の売電量のグラフと数値一覧です。25日と30日に10KWhの売電を記録しています。11月の初旬に記録して
 以来の10KWh超えです。冬でもこれだけの売電が出来ることは節電意識の重要性を改めて感じます。

 

 

※1月の使用電力量のグラフと数値一覧です。月の前半は40KWhを超えてしまう日もありました。システムが
 停止したことによって、「見る」ことへの意識に低下に気付いたせいか、後半は数値が下がっています。
 意識を持って生活することは非常に重要です。

 

※1月のお湯の使用量と数値一覧です。こちらもシステム停止のお陰で、20日以降はかなり意識していること
 がわかります。電気もお湯も毎日の生活に欠かせないものだからこそ、当たり前に使用せず、感謝をもって
 意識すれば、それは必ず帰ってきます。

※1月の電気の積算量です。使う電気は多いのですが、これは意識改革でかなり変わってきます。12日間も
 システムが停止していても、目標値の半分以上も発電をしてくれます。またその中でも売電が出来ている
 のです。設備投資をして、便利な家電をそろえるだけでなく、太陽からのエネルギーを電気に変えることは
 これからの生活にとても重要な意味をもつと思います。

まとめ

いよいよ来月のデータを取ることで、創蓄連携システムの1年間のデータを取り終えることができます。
1年間の季節ごとのデータは本当に貴重な記録です。今後の提供にとても役にたつと思っています。
決して安く導入できる商品ではありません。だからこそ、これから使用する方々に少しでも役に立つ記録として
参考になればと思います。少しづつ、商品のコストは下がってきていますが、驚くほど安くなっている訳では
ありません。しかし、本当に良い商品はなくなることはありませんし、さらに進化していくことでしょう。

今後の流れや情報は気に掛ける必要があります。